FAQ

 


これまでお問い合わせの多かった代表的な質疑事
項を以下にまとめてみました、ご参考にしてください

2023年11月10日更新

Q−01  構造の得意分野はありますか?

A−01 構造を重視する大学で学んだことや、坂倉
      建築研究所時代に出会った優秀な構造家の
      影響もあって、構造を尊重する設計を普段か
      ら心掛けてきましたので特にどの構造(木造・
      鉄骨・RC造)が得意という訳ではありません
      がこれまで木造(特に在来工法)の実績が
      多いこともあって、木造の構造的特性を生
      かした様々な工夫を実践してきました。ま
      た構造一級建築士(平成18年12月の改
      正基準法により創設された国家資格)とパ
      ートナーシップを組んでいて、在来木造(
      4号建物)の場合でも構造図一式は勿論、
      壁量検討書の作成も担当してもらっていま
      す。なお「壁量検討書」では建築基準法施
      工令第46条に定める壁量の算定は勿論、
      柱頭・柱脚部の応力算出と使用する接合金
      物の許容耐力との検討、偏心率(建物の重
      心と剛性の中心のズレ)の検討、そして基
      礎における許容応力度の検討と様々な角度
      から建物の安全性をチェックしています。
      鉄筋コンクリート造(壁式、ラーメンのい
      ずれも)重量鉄骨造は勿論、得意分野です
Q−02 設計契約してから竣工迄の平均的な期間は?

A−02 通常の場合でご契約後、約1年で竣工(木
      造2階建ての標準的な設計内容の場合)に
      至ります。長く掛かっても概ね2年前後で
      竣工します。基本的にはご依頼主様のスケ
      ジュールとご相談させていただく方針です
Q−03 プランを固めるまでの打ち合わせの間隔、進
      め方等は?

A−03 基本設計の段階では概ね2週間毎にお打ち
      合わせを行い通常ご依頼主様のご納得頂け
      るまでプラン提示させて頂いております。
      実施設計の段階でも概ね同じような間隔で
      お打ち合わせさせていただいており、平面
      詳細図、展開図建具表、天井伏図、外部仕
      上表、内部仕上表、各種仕様書、各部分詳
      細図、構造伏図、構造軸組図、構造部材リ
      スト、電気設備図、給排水衛生設備図、空
      調換気設備図、等の全図面を順次ご提示→
      修正→再ご提示、の繰り返しで実施設計図
      を仕上げてゆきます。その間、キッチン、
      バス、洗面化粧台、便器等の給排水設備機
      器についての機種選択・見積書の作成も、
      各社のショールームにご依頼主様とご同行
      して、設計者の立場からアドバイスさせて
      頂いております。また設計に参加頂きたいと
      いう趣旨で三角スケールを無償でプレゼン
      トさせて頂いております。
Q−04 契約前のプラン提案はしますか?またその場
      合、有償ですか?

A−04 よほどのご事情(例えば土地を購入する判
      断材料とする等)がない限り、原則的に
      ご契約前のプラン提示は行っておりません。
      もし諸事情でご提案させて頂くときは、場
      合によって有償となるケースもありますが、
      内容によっては柔軟に対応させていただく
      事もあります。
Q−05 工事監理はどのくらいの間隔で行きますか?

A−05 着工から上棟までは必要なポイント(地業
      工事の監理、基礎の配筋検査、アンカー位
      置の検査等)で監理し、上棟後は竣工する
      まで曜日を決めて原則的に隔週1回のペー
      スの定例会議(ご依頼主様、現場監督を交
      えた1〜2時間程度の打ち合わせ)を行い
      ます。もちろん管理建築士でもある一級建
      築士 北野彰作 が設計から一貫して工事
      監理まで担当いたします。
Q−06 いつもやっている仕事の平均坪単価(税抜
      き)はどれくらいですか?

A−06 以前は木造2階建てで75〜85万円、鉄骨
      造で95〜105万円、RC造で105〜
      125万円(全て税抜き)程度、と記載し
      ていましたが、コロナ禍におけるウッドシ
      ョックによる木材価格の高騰、諸般の事情
      による資材・人件費の高騰、昨今では改正
      省エネルギー法による設計仕様の高水準化
      により、何れの工法でも、15〜25万円
      程度高くなっております。
Q−07 例えば木造2階建ての場合、設計監理を受け
      入れる最低坪単価はありますか?

A−07 「A−06」に記載しているように不可抗力
      的な事情により坪単価が高くなっているの
      で、建設コストが何より最優先する場合は、
      設計・監理契約前に良くご相談させていた
      だいたほうが良いかと思います。
Q−08 設計監理料はどのようにして算出するのですか?

A−08 弊事務所では従前から馴染みのある総工事費
      (税抜)による料率方式(一般的には概ね
      10%前後)を従来と変わらず、今後も当
      面の間、採用することとしています。
      また工事費が一億円を超えるあたりから料
      率も下がるのでその都度、精査見積りして
      事前にご相談させて頂いております。ちな
      みにリフォームの場合は新築よりも一般的
      に料率で2〜5%程度高くなる場合もあり
      ます。また増築付きのリフォームの場合は、
      応相談となります。また特殊な構造形式、
      各種等級、長期優良等の性能を取得・申請
      する場合は別途費用が発生します
Q−09 遠距離でも対応しますか?具体的な営業範
      囲はありますか?

A−09 原則的に近畿圏内であれば対応しておりま
      す。また近畿圏を含めて遠隔地の場合、交
      通費の問題が別途費用で解決できるようで
      したら対応しております。ちなみに過去の
      遠隔地の実績としましては、鳥取県鳥取市、
      兵庫県たつの市、和歌山県上富田町、福岡
      県福岡市、東京都稲城市などがあります。
Q−10 依頼主の要望を100%叶えようとするタ
      イプかどうか?

A−10 「100%」というのは多少語弊がありま
      すが、充分にヒアリングさせて頂きご依頼
      主様の趣向や生活様式に合わせた家造りを
      してゆくのが基本スタンスです。仕事が進
      んで工事監理の段階でも、例えば外壁の色
      決めやドアノブのカラーなどの選択も全て
      ご依頼主様と協議して一つひとつ丁寧に決
      定してゆきます。
Q−11 依頼主の年代は同世代がいいか、こだわら
      ないか?

A−11 特にこだわりはありません。これまで30
      歳台後半から80歳台前半までのご依頼主
      様の家造りを担当させていただきました。
Q−12 工事発注は特命主義か、何社かの合見積
      もりを取るほうか?

A−12 3社程度の合見積もりを取る方法が圧倒的
      に多いですが、過去に施工経験のない業者
      さんは基本的に除外します。
      また施工業者決定の際は、弊事務所として
      の所見は述べますが、最終的に決めるのは
      通常、ご依頼主様にお願いしております。
      また例外的に設計の内容によっては特命方
      式を採用する場合もあります。
      また最近は予算の中間チェックをする目的
      で基本設計が完了した段階で概算見積もり
      (概算とはいえ仕様書をしっかり作り込み
      ますので本見積りレベルの正確な見積書が
      出せます)を合見積もりを予定している施
      工業者さんのうちの一社に依頼して、予算
      どおりの設計になっているかのチェックも
      行ない、設計を慎重に進めます。
      また、建築主様のお知り合いの工務店1社
      で見積もりする、というのは原則的にお断
      りしています。建築主に一番近いと慢心し
      て悪い影響を及ぼし設計図書を軽視したり、
      高い見積を出したりと最終的には建築主に
      とって良からぬ事態になる事を幾度も経験
      したからです。ご契約前にご相談ください。
              
Q−13 打ち合わせは事務所か自宅へ伺う方か?

A−13 資料が揃っているので事務所で、というの
      が基本原則ですが、ご依頼主様のご事情も
      あり、ケース・バイ・ケースでご相談に応
      じさせていただきます。
Q−14 土地の購入は未だなのですがどういう視点
      で土地を選べば良いでしょうか?

A−14 土地はその敷地の価格、生活環境、利便性、
      お子さんの教育環境、法的制約など色々な
      視点からあらゆる情報を総合的に評価しな
      ければなりません。不動産屋さんが全ての
      情報を提供してくれる保証はないので、場
      合によっては管轄する各役所で法的規制を
      ご自身で調べあげる必要が有るケースもあ
      ります。また造成分譲地であれば、造成前
      の旧地図の入手や地盤の情報なども出来る
      だけ調べておいたほうが良いでしょう。更
      に雨の日や夜間に敢えて出向いて、晴れた
      昼間では決して判らない周辺環境の把握に
      も努めたほうが良い場合もあります。また
      過去に冠水した記録が残ってないかの情報
      も重要な設計条件となる場合があります。
Q−15 木造の建物は地震に弱いとは本当でしょう
      か?

A−15 阪神淡路大震災時の報道の影響からか、依
      然、在来工法の木造は地震に弱いと思われ
      ている方が多いように思います。確かに以
      前の住宅は木構造の正しい知識や手法が徹
      底しておらず、その不具合により倒壊した
      建物が多かったのは事実です。現在では建
      築基準法も整備され、筋違等による必要壁
      量のチェックや耐力壁の配置が偏っていな
      いかのチェック、更に引抜き力に応じた適
      正な接合金物のチェックなど、厳しい法的
      規制を受けるようになりました。木造はRC
      造と比べ、建物自重が軽いため地盤によっ
      ては有利に働く場合もあり、必ずしも木造
      が弱いという訳ではありません。ただ建物
      としての耐震性の評価は「建物自体の強度」
      ×「地盤の良否」という具合にそれぞれ
      「独立事象」と捉えているため、いくら建
      物の耐震性を高めても地盤が悪いと、全体
      の評価は下がると考えています。従がって
      地盤の良否を調査した上で適切な地盤補強
      をする必要がある場合も有ります。最近は
      スウェーデン式サウンディング法など比較
      的安価な地盤調査方法をするのが一般的で
      木造といえども地盤の状況を的確に先ず把
      握すること、また地耐力不足の場合は適切
      な地盤補強をすること、が通常の流れとな
      ります。もちろん地盤に十分な硬さがある
      場合は補強する必要もなく、そのまま進め
      る場合も有ります。
Q−16 断熱の方法はどのようにして選べば良いの
      ですか?

A−16 昨今の地球環境保護やエネルギー有効利用
      の観点から、重要視されつつある住宅の断
      熱については良くご質問を受けるようにな
      りました。断熱は従来からのマット状断熱
      材(グラスウール系、ロックウール系、再
      生ポリエステル繊維系など)、現場発泡型
      断熱材(ウレタン系、再生古紙系など)、
      外張り断熱など、最近は様々な素材が市場
      に出回っているうえ価格も色々で、どれを
      選べば良いか迷ってしまうほどですが、将
      来の全住宅ZEHレベル、とする国交省の
      基本方針を考慮すれば自ずと高性能系の断
      熱材に決まってくるかと思います。
      また体感気温には個人差があって、それま
      で生活されてきた温熱環境によって異なる
      という事実も設計する上で重要な視点です。
      長年、断熱性の殆どない古い木造住宅に住
      んでこられた方と機密性の良いマンション
      に住み続けてきた方とでは、同じ断熱・熱
      源手法を施した部屋でも評価が分かれる、
      という点です。前者はごく一般的な断熱材
      の採用で暖かいと感じ、一方後者はそれで
      は寒いという全く別の意見が出る、といっ
      た具合です。更に重要な視点は敷地独自の
      気候特性です。例えば高低差がある場合や
      背後に森や川・池等があったり、地形の特
      性等の理由で、元々風の通りの良い気候特
      性があるならば、自然の力を積極的に利用
      する、といった視点です。これまでの設計
      事例でこれらの特性を生かした結果、夏場
      の空調が要らなくて済んだ、というご意見
      を築後に伺った経験も過去に幾度もありま
      した。従がってやみくもに同じ手法で決め
      つけるのではなく敷地の特性、個人差等を
      総合的に判断したうえで設計する必要もあ
      るかと思います。あとはイニシャルとラン
      ニングのコストの問題でしょう。
Q−17 何らかの賠償責任保険制度に加入してます
      か?

A−17 社団法人日本建築士会連合会が1998年
      に創設した、建築士賠償責任補償制度(け
      んばい)に創設時の1998年4月1日よ
      り、今日に至るまで継続して加入(1ヵ年
      の契約期間による毎年の更新契約)してき
      ました。所轄店は ニッセイ同和損害保険
      株式会社 です。もちろん今日に至るまで
      の26年間、事故例は一度もありません(
      2023年度までの実績)。

     
Q−18 建築の相談は有償ですか?

A−18 事務所での建築相談は無料です。メール等
      で随時受け付けていますのでお気軽にご利
      用ください。休日・夜間でもご予約頂けれ
      ば対応可能ですのでご希望の日時をお知ら
      せください。新築、リフォーム、耐震診断、
      そのほか建築に関する様々なお悩みを承り
      ます。
Q−19 自己PRについて

A−19 かつて「普請」は最高の道楽、と云われた
      時代がありました。また他方、三度経験し
      ないと良い家造りが出来ない、とも云われ
      ました。ただ一度きりの「普請」でご依頼
      主様にとって、最良の家造りの醍醐味を味
      わっていただけますよう、全面的にサポー
      トさせて頂きたく思っております。



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